HOME > 院長BLOG
2017.2.15 カテゴリー|糖質制限
まずこちらの漫画を読んでみてください。
糖質制限でうつ病が治った話
https://note.mu/kusaki/n/n72c374ce96dd
読んでいていろいろ気づくところがあり勉強になりました。ネタバレになるから漫画を先に読んでくださいね。
気づいたこと① 「えっ女の人だったの」
途中まで、男の人の話だと思って読んでました。うつ病になっちゃうと男だか女だかわからなくなっちゃうんですね。
気づいたこと② 「糖質制限を受け入れられない人は、重度の糖質依存症」
私は今まで糖質制限を受け入れられない人は、頭が堅い保守的な人だと思っていましたが、無自覚の内に重度の糖質依存症になってしまっている人なんですね。
気づいたこと③ 「元々、白米や食パンが好きじゃない人のほうが糖質制限を行いやすい」
私も、この人と同じで白米や食パンが好きじゃありませんでした。だけど、出されたものは残さず食べるように教わってきたので、白米も食パンも残さず全部食べていました。その結果、みるみる太っていきました。機能性低血糖によるパニック障害にも悩まされました。
でも、私の場合、糖質依存症にはなっていなかったのでしょう。夏井先生から糖質制限を教わったら、すぐになんの反動もなく実行できました。元々、白米や食パンが好きじゃなかったので、糖質制限を理由に堂々と残すことが出来てラッキーとさえ思いました。
この漫画の中でも紹介されていますが、夏井睦先生の名著「炭水化物が人類を滅ぼす」は是非読んでみてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00GI7BKNA/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
2017.2.13 カテゴリー|その他
受動喫煙対策に反対している自民党たばこ議員連盟役員名簿です。
当院がある茨城2区選出の額賀福志郎議員も顧問で入っているよ。
がっかりだよ。
民主党にも共産党にも入れたくないし・・・
日本維新の会が立候補者を出してくれないと入れる人いないじゃん。
2017.2.10 カテゴリー|その他
こんな残念なニュースの紹介
受動喫煙対策「東京だけでやれ」 自民党内で反対論噴出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170209-00000123-asahi-pol
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて政府が検討中の受動喫煙対策を強化する法改正案。海外の主要国と比べると規制が緩い内容だが、9日に自民党が本格的な議論を始めたところ、「五輪のためなら東京だけでやれ」「喫煙の自由を認めろ」などといった反対論が噴出した。政府がめざす3月の法案提出が危ぶまれる事態になっている。
案の定、自民党内から受動喫煙対策に対する反対意見が出ましたね。
そりゃそうなのよ。
だって、自民党の国会議員は喫煙率高いんだから。
前に、谷垣さんが幹事長のときに自民党本部を全面禁煙にしようとしたら、喫煙議員からもう反対にあって、結局中途半端な分煙しか出来なかったくらいなんだから。
反対している議員は絶対喫煙者だと思うよ。
別に小規模店舗やタバコ農家、JTの心配しているわけじゃないよ。
自分の心配しているだけ。
受動喫煙が原因で年間1万5千人も国民が死んでいるのに、自分のタバコの心配だけしているようなスカポンタンは落選させるべし。
受動喫煙対策に反対するなら、密室ではなく堂々と顔と名前をさらしてくれ!
国民の8割を占めているわれわれ非喫煙者の力で必ず落選させましょう。
2017.2.10 カテゴリー|トリガーポイント注射
昨日は、水戸に講演会を聞きに行きました。
演題1は精神科の先生によるサインバルタの作用と使い方のお話でした。
ざっくりまとめると「双極性感情障害(躁うつ病)の患者さんにサインバルタを処方すると躁状態になって大変なことになることがあるので、処方前に必ず躁うつ病の既往を確認してください」って感じでした。
演題2は若い整形外科の先生の話でした。
慢性腰痛に対する治療のついてでしたが、はっきり言って「それって、20年前に菊地臣一教授に教わった話だよ。つまね。」って感じでした。
ただ、演題終了後の質疑応答でちょっと面白い質問がありました。
「腰痛に対して、鍼灸マッサージが効くことがありますが、その機序はどのようなものだと考えていますか?また、どういった患者さんに鍼灸マッサージが効くと思われますか?」
それに対して縁者の先生の答えは
「鍼灸マッサージが効く機序はわかりません。ただ、サルコペニアの予防のためにリハビリをさせると腰痛が良くなることが多いしので、筋肉由来の腰痛もけっこうあるのかなと思います。また、椎間板の痛みの患者さんに腰部の筋力強化のリハビリをさせると痛みが取れることが多いので、筋肉を鍛えることで腰椎の安定性が得られて痛みが取れるのだろうと考えています。」
う~~~ん。答えになってないよね。
私だったらこう答えます。
「腰痛の95%は腰や殿部の筋肉に出来たトリガーポイントが原因です。鍼灸マッサージでトリガーポイントを直接治療することで腰痛が良くなります!ほとんどの腰痛患者に鍼灸マッサージは有効です。無効なのは残りの5%の骨折、感染、癌転移の患者さんだけです。」
超シンプルでわかりやすい答えだと思いませんか。
「筋肉由来の腰痛もある」までわかったのなら、「もしかして、今まで椎間板や椎間関節、仙腸関節由来だと思っていた腰痛も筋肉由来なのでは?」と思いつき、ネットでググって「MPS(筋筋膜性疼痛症候群)」にたどり着けないかな。
大学の先生だからね。学会や論文ばっかり見ていてネットとか見ないんだろうね。
2017.2.06 カテゴリー|加圧トレーニング
サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します。
先日、加圧トレーニングの講習会に出てきました。
まず、加圧トレーニングの開発者である佐藤義昭先生の講義でした。
ボルトの記録を破るのではないかと期待されている陸上競技選手や、膝の手術明けなのに4大大会で復活優勝したテニス選手が加圧トレーニングを取り入れているというお話を聞かせていただきました。
「これから加圧トレーニングはすごいことになりますよ」とおっしゃっていました。
そのあと、加圧スペシャルインストラクターの清水先生のお話でした。
私、一応医師だし、加圧トレーニングの講習会も何度も出ているので、ほとんど知っている話でしたが、ひとつだけ面白いことをおっしゃっていました。
「テレビでサルコペニアの予防として、大学の偉い先生が高齢者向けの運動を指導していますが、あんな簡単な運動で筋肉がつくはずがない。」
「その通りだ。さすが日々、筋肉と向き合っているインストラクターはわかっている」と思いました。
日頃から、自分自身で筋トレをしていて、クライアントにも指導をしているインストラクターの先生は筋肉をつけることが簡単ではないことをよくご存じです。
筋肉を強化するには、筋肉が壊れるくらいの強い負荷をかけなければいけません。
テレビで教えているような誰でも出来る簡単な運動やウォーキングでは筋肉かかる負荷が小さすぎて筋力が強くなりません。
しかし、高齢者に筋肉が壊れるほどの強い負荷をかけると、関節や腱を痛めてしまい、かえって動けなくなってしまいます。
だからこそ加圧トレーニングなのです。
加圧トレーニングなら軽い負荷の運動で、強い負荷をかけた運動と同等以上の筋力強化効果を得ることが出来ます。
サルコペニアの予防には加圧トレーニングしかないと言ってもいいくらいです。