2013.11.11 カテゴリー|トリガーポイント注射
THE BOOM宮沢和史、頸椎症手術は見送り、自然治癒力での回復目指す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131111-00000020-flix-movi
数年間に及び首の痛みに悩まされていたという宮沢は、今月7日、精密検査の結果、頸椎症性神経根症のため手術と静養が必要と診断されたことを発表。来年5月にTHE BOOMがデビュー25年を迎えることもあり、万全の態勢でいるため、約4か月間の活動休止を決断したことを明かしていた。
しかし11日の発表で宮沢は、困難が予想されるため、手術を見送ったことを発表。主治医との話し合いの結果、自然治癒力での回復を期待し、リハビリや東洋医学の治療を行いながら静養することを決定したという。
宮沢さんの唄はすごくいいですよね。
「島唄」とか「風になりたい」とか、大好きです。
頸椎の手術を見送ったことは大正解だと思います。
なぜなら頸椎症性神経根症という診断そのものが間違っているかです。
頸椎で神経根が圧迫されても首の痛みは出ません!
首の痛みの原因は、首の周りの筋肉の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)です。
宮沢さんはリハビリや東洋医学で治療するようです。
治療をする東洋医学の先生がMPSについて詳しい先生なら、きっと良くなるでしょう。
関連ブログ
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)とは?
2013.11.08 カテゴリー|トリガーポイント注射
先日放送された「みんなの家庭の医学」で、トリガーポイント治療について紹介されていたそうです。
http://asahi.co.jp/hospital/onair/131105.html
私は番組を見ませんでしたが、当院に通院している患者さんの多くが、この番組を見たそうです。
皆さん口々に、
「テレビでトリガーポイントについてやっていた。先生と同じことを言っていたわ。」
というので、私は冗談交じりにこう返します。
「テレビがやっと僕に追い付いてきたんだ。(笑)」
2013.10.29 カテゴリー|トリガーポイント注射
昨日、ドコモの携帯から当院のお問合せフォームに、以下のお問い合わせをしていただいた方に、返信を送りましたが、うまく届きませんでした。
おそらく、迷惑メール防止のためにPCからのメールをブロックする仕様になっているのでしょう。
ここで、返信を載せておきます。
お問い合わせ
→そちらの注射が膝に良くきくと伺いました。
私は両足臼外形成不全の中期です。
最近少し悪化したのか、右股関節に鈍痛があります。その注射はこの痛みにもきくのでしょうか?
返信
お問合せありがとうございます。
診察してみなければわかりませんが、痛みの原因が、臼蓋形成不全に伴う股関節周囲の筋筋膜性疼痛症候群であれば、トリガーポイント注射がきくと思います。
にしぼり整形外科 院長 西堀靖広
2013.10.02 カテゴリー|トリガーポイント注射
先月のある日、当院の問い合わせフォームに、以下のようなメールが届きました。
はじめまして、千葉県に住む〇〇と申します。
中学2年生の娘(剣道部に所属しています。)の腰痛を治療していただきたく、メール致しました。
7月の初めあたりから腰が痛いというので接骨院に通っていましたが、状態があまり変わらず、夜中に寝返りを打つ時にも痛みを感じるようで、「痛いっ」と言うようになったので、心配になって整形外科へ行きました。レントゲンの検査とと前屈ができないことなどから、「椎間板ヘルニアの可能性があります。MRIを撮りましょう。」
ということになり、MRIの画像を見てL5-S1、L4-L5に椎間板の膨隆があった為、椎間板ヘルニアと認定されました。
痛みがあったので安静に過ごす様にいわれ、部活も見学にして、8月の下旬からやっと腰痛体操をPTの方に教えていただいていました。
しかし痛みの度合いは小さくなっているものの、痛みが出現する回数が増えているような気がするのです。
薬はデパスとノイロトロピンとメチコバールを処方していただいています。
早くよくなって体育も部活動もできるようになって欲しいです。
このようないきさつですが、〇月〇日にお伺いしたいと思っておりますので、どうぞ診察をよろしくお願い致します。
触診の結果、以下の部分にトリガーポイントを見つけたので、トリガーポイント注射を行いました。
そして、ヘルニアは痛みと関係ないこと、筋肉の痛みだから、痛くない範囲で運動をしていいことを説明しました。
数日後、お母さんから再びメールが来ました。
〇月〇日に診察していただいた、〇〇です。
先生に診察していただいた後、くしゃみをした後の激痛がかなり薄らいでいます。
朝も、朝食の時に痛くなっていつも途中で横になるのですが、それがなくなりました。
剣道も素振りを早速始めています。
体育祭に向けて、練習も参加できるようになりました。
本当にありがとうございます(涙)
まだ、前屈の時の痛みが少しあるようなので、〇日に伺う予定でしたが、明日の午後伺います。
(娘が早く先生に診ていただきたいというので)
よろしくお願い致します。
良くなって本当に良かったです。
ほとんどの腰痛は、腰の周りの筋肉に出来たトリガーポイントが原因です。
ヘルニアとか、関係ありません。
筋肉の痛みなので、まるっきり安静にするより、痛くない範囲で動かしたほうが早く良くなります。
中学校の3年間はあっという間に過ぎていきます。
部活や体育祭を休んだら、その分、楽しい思い出がみんなより少なくなってしまいます。
トリガーポイント注射を打ちながら、痛くない範囲で運動をしてもらう。
これが当院の治療方針です。
2013.9.30 カテゴリー|トリガーポイント注射
上の写真は肩こりを主訴に来院した方の頸椎を横から撮ったのレントゲンです。
本来、頸椎は横から見ると前方に緩やかなカーブを描きますが、この方の頸椎はまっすぐになっています。
このようにまっすぐになっている頸椎をストレートネックといいます。
「ストレートネックが肩こりの原因です。」と説明する整形外科医がたまにいますが、この説明は完全に原因と結果を取り違えています。
首がまっすぐになっているから肩がこるのではなく、肩や首の筋肉がこって硬くなっているから首がまっすぐになっているのです。
頸椎は7つの骨で構成されており、それぞれの骨の間に関節があります。関節がたくさんあるので、ちょうど洗濯機のホースの様に柔軟に動きます。
その柔軟な頸椎を支えているのがその周囲にある筋肉です。
筋肉が正常でバランスがとれていれば、頸椎は前方に緩やかなカーブを描きます。
しかし、筋肉が硬く緊張していると、それに伴って頸椎はまっすぐになってしまいます。
肩こりが治れば、ストレートネックも元に戻るはずです。
肩こりの治療はトリガーポイント注射がとても有効です。
加圧トレーニングもけっこう効きますよ。