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2016.7.01 カテゴリー|トリガーポイント注射
60代の女性
10年以上前から両膝痛があり、あちこちの病院にかかって、薬や物理療法やヒアルロン酸注射などを受けていましたが良くなりませんでした。
先週、知人の紹介で当院を受診しました。
診察したところ膝の内側に圧痛点を認めました。
この部分の痛みは筋痛症というより腱炎に近い症状なので、キシロカインとケナコルトによるトリガーポイント注射をしました。
1週間後に当院を受診したとき、こう言って感謝してくれました。
「こんなに膝が痛くないのは何十年ぶりです。ありがとうございました。」
圧痛点に注射しただけだけどね。
何でみんなやんないのかね。
知んないからだろうね。
勉強は出来るのにね。
頭が堅すぎるんだよね。
2016.7.01 カテゴリー|トリガーポイント注射
1ヶ月くらい前に、右肩甲骨の内側が痛くなりました。最初のうちはたしたことなかったので、湿布くらいで様子をみていたのですが、だんだんひどくなって、仕事に支障を来すようになりました。
姿勢良く座っていると背中が痛くなってくるので、ずっこけたかっこうで椅子に座っていました。このときに当院を受診した患者さんは、「なんて態度が悪い医者だ!」と思ったかもしれません。どうもすみません。
まあ、それでも仕事もゴルフも休みませんでしたけどね。根性あるでしょ。
トラムセットを飲んで、妻にトリガーポイント注射を2日に1回、計10回くらいやってもらったらだんだん痛みが取れました。
現在、痛みはほとんどなくなっていますが、肩甲骨の角度によって、右肘から指先にかけてしびれが出ます。正座した後と同じようなしびれです。
これが肩甲骨周囲のトリガーポイントが原因のしびれなのか!と実感しました。
私は、腰痛も肩こりもあるし、今回、腕のしびれも経験しましたから、患者さんの症状により共感出来るようになったと思います。
2016.6.29 カテゴリー|湿潤療法
今日は夏井先生のウェブサイトの症例報告から
http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1922/index.htm
この症例報告に出てきた。「アクアセルの治療は聞いたことがない」と言い切った医者に対して、同業者として情けない思いでいっぱいです。
私だったら、アクアセルや湿潤療法について知らなくても、同じような創がアクアセルで治ったと聞かされたら、「そりゃすごいね。ちょっと調べてみよう」と思うはずです。
2016.6.26 カテゴリー|トリガーポイント注射
筋膜リリースという新しい治療法がテレビなどのメディアで話題になっています。
筋膜(筋肉を覆っている膜)の癒着や肥厚が痛みの原因であるとして、エコーで確認しながら肥厚している筋膜の生理食塩水を注入して、筋膜の癒着をはがす治療法です。
MPS研究会の中心メンバーである木村ペインクリニックの木村裕明先生などがはじめました。
この筋膜リリースについて、加茂先生が考察を述べているので、読んでみてください。
再度 筋膜リリースついて
http://junk2004.exblog.jp/25951658/
2016.6.17 カテゴリー|トリガーポイント注射
80代女性
半年前から右殿部から脛の外側にかけての痛みが出現しました。
近くの病院で坐骨神経痛と診断され1ヶ月間入院して治療しましたが、痛みはあまり変わりませんでした。
退院後も電気治療とトラムセット、リリカの内服による治療を続けていましたが良くなりませんでした。
近所の人に薦められ、4月に当院を受診しました。
下図の部位(たぶん小殿筋)にトリガーポイントを認めました。
トリガーポイント注射を2回行ったら、痛みはだいぶ楽になりました。
その後も、デマンドタクシー(笠間市が運営する乗り合いバス)を2回乗り継いで、週1回通っています。
注射するたびにどんどん良くなっています。
一般的に坐骨神経痛と言われている痛みは、ほとんどの場合、殿部の中殿筋や小殿筋に出来たトリガーポイントが原因です。
トリガーポイント注射で良くなります。