HOME > 院長BLOG

院長BLOG

プロレスラーは40年前から湿潤療法を知っていた!

2016.6.17 カテゴリー|湿潤療法

 私が小学生のころはプロレスの全盛期でした。

 当時、プロレス中継を見ていて、試合中にあんなに血を流しているのに、翌週の試合では創が完全に治っているのが不思議でしょうがなかった。

 だから血糊を使っているんだろうと疑っていました。

 

 しかし、その頃アントニオ猪木選手の奧さんだった倍賞美津子さんがラジオでこんなことをお話ししていました。

 「プロレスラーは切り傷や擦り傷に、ゆで卵の薄皮を貼り付ける。そうすると自然とすぐに創がくっついて治ってしまう。」

 

 当時は、ピンと来ませんでしたが、これって湿潤療法だよね。

 おそらく薄皮をとったゆで卵はそのまま食べたのでしょうから、タンパク質も補充できるし、もちろんプロテインも飲んでいたでしょう。

 そりゃ一般人の常識より早く創が治って当然ですよね。

 血糊を使っているとか疑ってごめんなさい。

  

 夏井睦先生が湿潤療法を紹介するウェブサイトを立ち上げたのは15年前です。

 それよりもずっと前に、常に怪我と隣り合わせのプロレスラーは、早く創を治す必要性から、湿潤療法にたどり着いていたのですね。

 

 

 

テリボンと加圧トレーニングが有効だった骨癒合不全症の一例

2016.6.16 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 50代の女性

 転倒して左手をついて受傷しました。

 すぐに当院を受診。レントゲン上、手首の骨折(橈骨遠位端骨折)を認めました。

 転位を認めたので、局所麻酔後にテレビレントゲンで確認しながら骨折を整復しました。

 その後シーネ(添え木)固定しました。

 3週間後、レントゲンで骨癒合がえられたと判断しシーネを外しました。

 ところが、その2週間後のレントゲンで、骨癒合が十分でないことが判明しました。

 下図のレントゲンの矢印の部分の骨に黒い線が入っているのがわかると思います。

14295a.jpg

 手首の軽度の痛みと、指や手首の動かし難さ(可動域制限)も残っていました。

 骨癒合を促すためにテリボン注射を開始しました。

 同時に、可動域制限の改善と骨折部の血流を改善させる目的で加圧トレーニングも開始しました。

 下図は2ヶ月後のレントゲンです。

14295b.jpg

 骨癒合がえられました。

 痛みや可動域制限も改善しました。

 

 骨癒合不全にはテリボンと加圧トレーニングが有効と思われます。

 テリボンは骨粗鬆症がない若い人には使えないけどね。

男性型脱毛症治療薬ザガーロ入荷!

2016.6.15 カテゴリー|その他

 男性型脱毛症はわかりやすい言葉で言うと「若はげ」です。

 これまで、男性型脱毛症治療薬としてプロペシアがありましたが、ザガーロが新たに発売されました。

 ザガーロはプロペシアに比べて1.6倍の増毛効果があると言われています。

 ちなみに値段も1.6倍です。

 プロペシア 7500円

 ザガーロ 12000円

医者による恐ろしい洗脳

2016.6.06 カテゴリー|トリガーポイント注射

 60代の男性です。

 9年前から痛風で当院に通院している患者さんです。

 いつも腰が痛そうに歩いていますが、腰痛について私に相談してきたことは一度もありません。

 治療の押し売りになると嫌なので、こちらから腰痛について聞いたりもしませんでした。

 

 先日、当院の事務員があまりに痛そうなので声をかけました。

事務員「腰が痛そうですけど大丈夫ですか?」

患者さん「腰は痛いけど仕方がないんだ。40年以上前に、医者に『椎間板ヘルニアだから手術しないと治らない。手術しないなら一生痛みとつきあっていくしかない』と言われたんだ。」

事務員「でも、医学は40年前より進歩しているから治せるかもしれませんよ。」

患者さん「いや、周りの人を見ても腰の手術をして良くなった人を見たことがないから手術はしたくない。」

事務員「手術以外の方法、たとえば注射とかで治るかもしれませんよ。」

患者さん「いや、もうあきらめているからいいんだ。」

 

 とりつく島もないって感じでした。

 トリガーポイント注射で治る可能性もありますが、本人が治療を希望していないのではやりようがありません。

 

 40年前に医者が、悪気がなく言った一言がきっかけで、この患者さんは「手術しないなら一生痛みとつきあっていくしかない」と思い込んでいるのです。

 医者による怖い洗脳です。

たばこ税増税と禁煙法の施行を公約に掲げた政党があればそこに投票するよう

2016.5.31 カテゴリー|その他

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人 厚労省調査

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160530-00000148-fnn-bus_all

受動喫煙の影響で死亡する人が、年間1万5,000人と推計されることがわかった。
厚生労働省の研究班の調査によると、非喫煙者で、家族や職場の同僚が喫煙している場合、受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5,000人と推計されるという。
前回、2010年の調査では、6800人と推定されていたが、今回の調査で、倍増したことになる。

 

 受動喫煙が原因で年間1万5,000人も死んでるんだって、ちなみに一部の理科が苦手な人たちが異常に怖がっている福島原発事故の放射性物質が原因で死んだ人は5年経った今も1人もいません。

 福島原発の放射性物質より、隣の親父が吸っているタバコの煙のほうがずっと危険なんです。

 

 政府には、受動喫煙対策をもっと徹底的にやってほしいです。

 まず、たばこ1箱1,000円くらいにたばこ税を上げるべきです。

 そして、禁煙法を施行して、職場やレストラン、酒場など公共の場所での喫煙を全面的に禁止するべきです。

 

 夏の参議院選挙では、たばこ税増税と禁煙法の施行を公約に掲げた政党があればそこに投票したいと思います。

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ