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2016.5.20 カテゴリー|トリガーポイント注射
70代の女性
3年前から当院で骨粗鬆症の治療を受けていました。
1ヶ月半ほど前、寝たときに腰がゴリゴリしてから強い腰痛が出現し、なぜか当院ではなく某記念病院を受診しました。
そこで骨がつぶれていると言われ、セレコックスとミオナールをもらいましたが、良くならないため、1週間前に当院を受診しました。
念のため、再度レントゲンを撮り、1年前にとったレントゲンと比べてみましたが、圧迫骨折は認めませんでした。
触診で、腰にトリガーポイントを認めました。
腰部の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と診断し、
「(トリガーポイント)注射に毎日通えばすぐに良くなるよ」と説明しました。
1週間通院してもらったら、腰痛はほぼ消えました。
最初からうちに来てればすぐに治ったのに、なんで他の病院に行くかなぁ?
2016.5.20 カテゴリー|トリガーポイント注射
70代の男性です。
右肩の痛みと、右手のしびれを訴えて当院を受診しました。
右肩痛は三角筋の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)、右手のしびれは手根管症候群と診断しました。
MPSに対してはトリガーポイント注射、手根管症候群に対しては正中神経ブロックが有効です。
健康保険の決まりで、神経ブロックは1日1種類しか請求できないので、とりあえず右肩にトリガーポイント注射をして、正中神経ブロックは翌日に行うことにしました。
ところが、翌日話を聞いたら、右肩に注射しただけで右手のしびれも良くなったというのです。
ビックリポンです。
すぐにMPSやトリガーポイントについて書かれている本を調べてみましたが、三角筋のトリガーポイントが右手のしびれの原因になると書かれいるものはありませんでした。
トリガーポイントについてはまだまだわからないことがたくさんあるんですね。
2016.5.20 カテゴリー|その他
今年から仕事の前の日の夜はお酒を飲まないことにしました。
元々二日酔がひどい方でしたが、歳をとるとともにだんだんひどくなってきて、体力的にきつくなってきたからです。
宴会などに出ても、アルコールは飲まず、ウーロン茶などを飲んでいます。
お酒の力を借りなくても宴会は普通に楽しめるし、自分で運転して家に帰れるし、帰ってからも日課のパター練習が出来るし、漫画を読んだり、ゲームをやったり出来るから、いいこといろいろあります。
我慢しているわけじゃなく、飲まなくても平気なんですよね。
ていうことは、自分で思っていたほど、お酒が好きじゃなかったんだということなんでしょうね。
まあでも、休みの前の日(金曜日など)に宴会があったときは、今でもたくさんお酒を飲んでますけどね。
なんて話を、ゴルフのときに漫画家で親友の大和田秀樹に話したら、なんと大和田先生は、数ヶ月前から禁酒しているそうです。
週刊モーニングに毎週漫画を掲載しているので、忙しく、いつの間にかアルコールの量が増えてきて、危険を感じたから、ピタッとお酒をやめたそうです。
なんか負けた気がしました。
でもゴルフは勝っているからいいや。
2016.5.18 カテゴリー|その他
ごくまれに、診断書に嘘を書いてくれと頼まれることがありますが、絶対にお断りしています。
たとえば、普通に歩いて通院していたくせに、日常生活に著しい支障があったことにしてくれとか言われても無理です。
診断書に嘘を書くと「私文書偽造」になります。
なんで、たった5000円の診断書代のために懲役食らわなきゃいけないのよ。
自分の家族や従業員の家族の生活を守らなきゃいけないからね。
無理無理無理!絶対無理!
2016.5.11 カテゴリー|その他
40代の中学校の先生
日曜日に部活の指導中に生徒とぶつかって左胸部に痛みが出たため当院を受診しました。
レントゲン上骨折はなかったので、「肋骨の打撲です。ただ、肋骨は折れてなくてもぶつけると2週間くらいは痛みます。」と説明して、湿布を1週間分処方しました。
仕事中の怪我は労災です。中学校の先生は公務員なので公務労災になります。
労災は自己負担ゼロの労災保険で治療するので、健康保険は使えません。
そう法律で決まっているのです。
労災とわかっていて健康保険に治療費を請求するのは詐欺です。犯罪です。
そんなわけで、当日は全額自費で治療を受けてもらって、公務労災の手続きがすんだら、全額返金することにしました。
その日はそれで納得して帰られたのですが、後日、平日の午前中に突然やってきて、こんな無茶なことを言ってきました。
患者さん「部活の指導は仕事じゃないので、労災じゃないから健康保険でやってほしい」
当院事務長「部活の指導は仕事だから、健康保険は使えません。」
「部活と言うより遊びみたいなものだから、仕事ではない。」
「職場での怪我は、たとえ昼休みの休憩中でも労災です。」
「わたしは労災じゃないと思うので、健康保険を使ってほしい。」
「では、まず労災の手続きをして、労災かどうか労働基準監督署で審査してもらってください。」
「それは(面倒くさいから)やりたくないから、健康保険でやってほしい。」
「それなら、健康保険組合に問い合わせて、健康保険が使えるかどうか確認してください。」
「それもやりたくない。」
「では自費で治療するしかありません。」
実際はもっとぐちゃぐちゃ言ってましたが、最後はあきらめてお帰りになりました。
健康保険が使えるかどうかは全部法律で決まっているんですよー。
本人や医療機関が決めることじゃないんですよー。