HOME > 院長BLOG > トリガーポイント注射

院長BLOG

「手術は出来ない」と言われた腰椎すべり症の患者さん

2012.8.03 カテゴリー|トリガーポイント注射

73歳の女性

 

7年前から両臀部の痛みと両下肢の痺れがあり、4年前に某総合病院を受診して、「腰の骨がずれているけど、高齢なので手術は出来ない。悪化しないために、安静にしているように。」と言われ、そのあとはずっと我慢をしていました。

 

3年くらい前からは、両臀部から太ももの痛みがひどくて眠れなかったようです。

 

5月に知人に「にしぼり整形外科で注射してもらえばよくなる。」と言われ、当院を受診しました。

 

上図のように、両中臀筋にトリガーポイントを認めました。週1回トリガーポイント注射を続けました。

 

症状はだいぶ改善して、夜もぐっすり眠れるようになりました。

 

もともと、注射は大嫌いだそうですが、トリガーポイント注射をするとよくなることが分かったので、毎週欠かさず注射に通ってきています。

大和田秀樹先生のサイン

2012.7.18 カテゴリー|トリガーポイント注射

 当院の待合室に飾ってある大和田秀樹先生のサインです。

 「機動戦士カンダムさん」の「シャー」が臀部にトリガーポイント注射を受けている場面が描かれています。

その説明では納得できなかった患者さんの経過

2012.7.10 カテゴリー|トリガーポイント注射

 6月26日のブログで紹介したつくば市の40代の男性患者さんが、本日3回目の受診をされました。

 https://nishibori-seikei.com/blog/2012/06/post-42.html 

 

 

 左中臀筋、小臀筋、ヒラメ筋、短趾屈筋へのトリガーポイント注射2回とリボトリールの内服で、「全然よくなった」そうです。

 ものすごく痛い「神経根ブロック」を3回も受けてもよくならなかった痛みが、たった2回の「トリガーポイント注射」で良くなりました。

 

 ちなみに「神経根ブロック」の手技料は1500点で、3割負担だと4500円です。

 「トリガーポイント注射」の手技料は80点で、3割負担だと240円です。

 「神経根ブロック」の値段は「トリガーポイント注射」の18.75倍です。

 

トリガーポイント注射が有効だった14歳ハードル選手の肉離れ

2012.7.09 カテゴリー|トリガーポイント注射

先月14歳のハードル選手が来院しました。

4月に練習中に右大腿部を痛めて、近くの整形外科で肉離れと診断され、安静と湿布による治療、物理療法を受けていました。

安静にしていると痛みが改善するけど、練習を再開するとすぐに痛みが再発していました。

そのため、2か月経ってもまともな練習が出来ませんでした。

顧問の先生から、「にしぼり整形外科に行って、注射して、治してもらってこい」

と言われて、通信陸上県大会を5日後に控えた水曜日に当院を初診しました。

 

診察の結果、外側広筋の筋筋膜性疼痛症候群でした。

水、木、金とトリガーポイント注射を行いました。

治療の結果、痛みはかなり改善し、無事、日曜日に行われた県大会に出場し、見事、準優勝しました。

 

中学生や高校生の肉離れのほとんどは、筋断裂ではなく、筋肉の痙攣です。

つまり、外傷性の筋筋膜性疼痛症候群です。

トリガーポイント注射が非常に有効です。

 

ちなみに、ソフトボールなどをしているオジサンの肉離れのほとんどは、筋断裂です。

この場合、トリガーポイント注射だけでは治りません。

安静にして、筋肉が修復されるのを待つ必要があります。

ただ、筋断裂の場合でもトリガーポイント注射をすることで、筋肉の血流がよくなり、ほっとくよりは早く治ります。

なぜ手術をしても痛みが再発するのか?

2012.7.03 カテゴリー|トリガーポイント注射

50代の男性

7年前から腰痛があり、近くの整形外科で注射を受けていたが、よくならず、2年前に知人の紹介され、車で1時間半もかけて当院を受診されました。

両小臀筋のトリガーポイントを認めたので、トリガーポイント注射を1~4週に1回行いました。

半年ほど治療して痛みが改善したため、治療を中断しましたが、その半年後に、段差でガクンとなってから激しい右臀部と右下肢の痺れが出現したため再度受診されました。

右中臀筋と小殿筋にトリガーポイントがあったので、トリガーポイント注射を行いましたが、数日後に痛みがさらに激しくなったため、救急車で、近くの総合病院に搬送されました。

総合病院でMRIを行い、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、手術を受けました。

手術後、右臀部の激痛はとれましたが、痺れはとれませんでした。

半年後、右臀部痛が再発、総合病院で再度MRIを撮りましたが、ヘルニアの再発はなく、とりあえず痛み止めの薬で様子を見るように言われました。

薬を飲んでも痛みも痺れも改善しないため当院を受診。

診察の結果。右小殿筋と右外側腓腹筋にトリガーポイントを認めました。週1回のトリガーポイント注射とリリカ内服で症状は改善しました。

 

椎間板ヘルニアの手術を受けた後に痛みが再発する人はたくさんいます。

なぜならヘルニアは痛みの原因ではないからです。

手術による儀式的な効果と手術時の全身麻酔の筋弛緩効果で、劇的に良くなる人もいますが、その効果が切れると痛みが再発します。

痛みの原因は筋肉に出来たトリガーポイントです。

トリガーポイント注射がとても有効です。

 

 

 

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ