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2012.10.05 カテゴリー|その他
今週も「ふれラジいばらき金曜日」にメッセージを送りました。
メッセージテーマは「ラーメン」でした。
ラジオネーム ぼりぼりぼりいいいいいいいいい
今さん、梅島さん こんにちは
僕、ラーメン大好きです。
特にインスタントラーメンが好きです。
その中でも「サッポロ一番味噌ラーメン」が大好きです。
サッポロ一番味噌ラーメンにプロセスチーズを小さく切って、トッピングして、食べるとちょっと溶けたチーズと味噌の味がマッチして、超うまいです。
でも、現在、糖質制限ダイエット中なのでラーメンは食べられません。
仕方がないので、子供たちが食べたラーメンの汁だけを飲んで、我慢しています。
食べても太らない「糖質制限ラーメン」を出してくれないかなぁ。
ちなみに、ダイエットは順調に進んでいて7㎏やせて、かなり引き締まってきました。
外で食べるラーメンは、神立駅の近くの「珍来 踏切前店」の味噌ラーメンが一番のお気に入りです。
2012.10.05 カテゴリー|その他の治療について
以前、手術しないで外反母趾を治す「包帯療法」についてこのブログで紹介いたしました。
https://nishibori-seikei.com/blog/2012/06/post-9.html
「包帯療法」は、夜寝るときに、足に包帯を巻くだけで、手術しなくても外反母趾の変形が治る新しい外反母趾の治療法です。
今回は包帯療法を1年間続けてもらい、外反母趾の変形が、少しですが元に戻った症例を紹介いたします。
59歳女性
1年前外反母趾による変形を主訴に、当院を受診しました。上の写真がその時のレントゲン写真です。外反角32度の変形を認めました。包帯療法について説明しました。
*外反角 第1趾基節骨と第1中足骨の角度(正常値19度前後)
下の写真が1年後のレントゲンです。外反角26度と1年前に比べて6度、変形が改善しています。
手術をしないと治らないと思われていた外反母趾の変形が、毎晩包帯を巻くだけで治るのです。これって、すごいことです。「包帯療法」のコツは、毎日、まじめに続けることです。外反母趾でお困りの方は、ぜひ相談に来てください。
2012.10.04 カテゴリー|トリガーポイント注射
81歳の女性
3年前から左手にしびれが出現し、近くの整形外科を受診しました。「首からきているしびれ」と診断され、頸椎牽引と温熱療法を受けていましたが、全然よくならないため、当院を受診しました。
診察をした結果、左母指~中指の掌側に知覚鈍麻と、母指球の筋委縮があり、典型的な手根管症候群でした。筋委縮があるので、若年者なら手術の適応ですが、高齢者なので手根管へのケナコルト注射で様子を見ることにしました。
手根管症候群
http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/carpal_tunnel_syndrome.html
以前もブログhttps://nishibori-seikei.com/blog/2012/04/post-13.htmlに書きましたが、「手の痺れは首が原因」と思い込んでいる人が、(医師も含めて)たくさんいるようです。しかし、首が原因で手がしびれることはほとんどありません。手の、特に指先がしびれているときは、手根管症候群の可能性が高いです。腕全体が重くしびれる場合は、肩や背中の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の可能性が高いです。
2012.10.03 カテゴリー|トリガーポイント注射
https://nishibori-seikei.com/blog/2012/10/post-84.html にちらっと、書きましたが、当院ではトリガーポイント注射の際に、基本的に皮膚の消毒をしていません。
前回のブログ「トリガーポイント注射の危険性」
皮膚を消毒しないは、消毒してもしなくても、トリガーポイント注射で感染を起こす危険性はほとんどないと考えているからです。
健康な皮膚の表面には皮膚常在菌という善玉菌が無数に繁殖してます。注射をした際、これらの細菌が針の先について、筋肉まで運ばれます。しかし、皮膚常在菌は、皮膚表面でしか生きられない菌なので、筋肉内ですぐに死滅してしまいます。だから、消毒しなくても感染症を起こす可能性はほとんどないのです。
キズがあったり、湿疹になっていたりする不健康な皮膚には、皮膚常在菌ではなく黄色ブドウ球菌が繁殖しています。この黄色ブドウ球菌は筋肉の中でも繁殖することが可能です。なので、キズや湿疹がある不健康な皮膚のところからは注射をすると、感染症を起こす危険性がすごく高くなります。消毒しても、キズの中にいる黄色ブドウ球菌をゼロにすることは出来ませんから、感染症を起こす危険性はあまり変わりません。当院では、キズや湿疹があるところには注射をしないことにしています。
また、アルコールなどで消毒してから注射すると、針を刺したところにアルコールが滲みるので、消毒しない場合より、注射の痛みが強くなります。これは自分自身で人体実験して確認しています。消毒しないほうが、注射の痛みが少なくなるのです。
当院ではこの4年間で、トリガーポイント注射を10万カ所以上打っていますが、感染症を起こしたことは一度もありません。その事実からも、トリガーポイント注射の際の消毒は不要といえると思います。
当院でも、関節内注射や腱鞘内注射をする際は皮膚を消毒しています。これは、関節内や腱鞘内は、筋肉内と違って、細菌が繁殖しやすい環境だからです。
2012.10.03 カテゴリー|トリガーポイント注射
今回はトリガーポイント注射の危険性について考察します。
当院では約4年前から、加茂先生式のトリガーポイント注射を行っています。その間、重篤な合併症として、気胸が1例、迷走神経反射による失神が1例、発生しています。その他、軽い合併症として、注射後の一時的な神経麻痺が100件くらい発生しています。当院ではトリガーポイント注射をする際に、基本的に皮膚の消毒をしていませんが、感染症は1例も発生していません。
では、合併症の発生確率はどのくらいか計算してみました。先週(9月24日~30日)に当院でトリガーポイント注射を受けた患者さんはのべ123人、1人の患者さんに対して1~30カ所注射しました。注射カ所は、のべ551カ所、一人平均4.5カ所です。1年間を50週とすると、1年間で6,150人に対し27,550カ所に注射したことになり、4年間では、24,600人に対し110,200カ所の注射をしたことになります。
気胸や、失神などの重篤な合併症の発生率はそれぞれ11万分の1(0.0009%)です。神経麻痺の発生率は1,100分の1(0.09%)です。感染症の発生率は今のところ0%です。
トリガーポイント注射の危険性はゼロではありません。が、重篤な合併症を起こす危険性はかなり低い安全な治療といえます。