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天気が悪くなる前に痛くなるのもトリガーポイントのせいだよ

2017.6.06 カテゴリー|トリガーポイント注射

 肩こりとか腰痛とか膝痛などの慢性痛の患者さんは、天気が悪くなる前に痛くなるとよく言います。

 天気が悪くなる前に痛くなるのもトリガーポイントのせいです。

 気圧が下がったり、気温が下がったりするとトリガーポイントの血の巡りが悪くなるため、痛くなるのです。

 冷房のせいで痛くなるのも同じ理由です。

 

 関節の変形や、神経の圧迫などの構造異常は気圧や気温の影響を受けません。

 なので構造異常が慢性痛の原因だとする理論では、天気が悪くなると痛くなることに対する説明ができません。

 

 慢性痛の原因はトリガーポイントなのです。

タバハラをなくそう!

2017.6.05 カテゴリー|その他

 タバコハラスメント、略してタバハラ

 ネットで拾ってきた言葉ですが、受動喫煙防止なんかより非喫煙者がおかれている状況をうまく表していると思います。

 タバコハラスメントとは、立場が上の人間が立場が下の人間に対して、本人の意志に反して、タバコの煙を吸わせたり、臭いをかがせたりして不快な思いをさせることです。

 親が子供の前で、上司が部下の横で、客が店員の側で、タバコを吸って煙を吸わせることは、全部タバハラです。

 

 受動喫煙防止なんて、やさしい言葉では、喫煙者は罪の意識もなく「じゃあ、喫煙者に近づかなきゃいいじゃん」なんて言っちゃうのです。

 タバハラなら、「あなたがやっている行為(喫煙)は、セクハラやパワハラと同じ嫌がらせですよ。」と喫煙者に伝わると思います。

 

 自民党のニコチン議員のせいで、受動喫煙防止法案が骨抜きになりそうです。

 自民党には期待できません。民進党にはもっと期待できません。

 みんなでタバハラという言葉を広げて、喫煙者のマナー向上を促したほうがよほど早いと思います。

 タバハラという言葉の拡散にご協力お願いいたします。

トリガーポイントがない人にはトリガーポイント注射は効きません

2017.6.02 カテゴリー|トリガーポイント注射

 トリガーポイント注射でうまく治った人ばかりブログで紹介していますが、もちろんうまく治せなかった人も少なからずいます。

 トリガーポイント注射があまり効かない人の特徴のひとつが、トリガーポイントが見つからない、あるいは見つけてもトリガーポイントを押したときのリアクションが薄いというものがあります。

 もちろん私の手技が未熟で、トリガーポイントが見つけられないという可能性もありますが、あちこち触診しても「うん」でも「すん」でもない人は稀にいます。そういう人に、「自分で押して痛いところを見つけてきて印をつけてください。」とお願いしても印をつけてきてくれることはまずありません。

 そういう人は、やはり元々トリガーポイントがないのだろうと思います。

 トリガーポイントがない人にはトリガーポイント注射は効きません。当たり前ですね。

 トリガーポイントのない慢性痛の患者さんは心因性疼痛の可能性が高いです。

 

 心因性疼痛を疑われる患者さんには、共通点があって、本人よりも治療に積極的な家族がいることがほとんどです。

 つまり共依存が成立していることが多いのです。

 共依存は治療が難しいことは、以前にブログに書きました。

 

 トリガーポイント注射がすべての患者に効くわけではない。と言うことだけはご理解ください。

 

難治性疼痛患者と共依存

https://nishibori-seikei.com/blog/2015/01/post-478.html

タバコはストレス解消にならない

2017.5.31 カテゴリー|その他

 「ストレス解消のためにタバコを吸っている。」と言って、いくら禁煙を勧めてもタバコをやめない人がいます。
 
 しかし、最近の研究で、喫煙はむしろストレスを増やしていることがわかりました。
 
 脳の活動を測る脳波検査でα波という波が検出されます。α波はリラックスしているときに増加して、ストレスがかかって緊張した状態では減少します。
 
 タバコに含まれるニコチンには急性作用として、このα波を増加する作用があります。
 
 しかし、喫煙を続けているとこの作用は減退し、喫煙者のタバコを吸っていないときのα波は、非喫煙者に比べむしろ少なくなっており、タバコを吸ってもα波はせいぜい非喫煙者と同じレベルに一時的に増えるだけです。
 
 つまり「タバコは、喫煙者本人も知らないうちに、日常生活から憩いや安らぎを奪っている。」と言えるのです。
 
 非喫煙者は、深呼吸をしたり、きれいな景色を見たり、おいしい食事を食べたり、好きな音楽を聴いたりするとα波がすぐに増えます。
 
 しかし、喫煙者ではほとんど増えません。
 
 たとえば、急に社長に呼び出されたなどの緊張する場面では、非喫煙者は無意識に深呼吸をして緊張を和らげますが、喫煙者はそれだけではリラックスできないので、ついタバコを吸ってしまいます。
 
 おいしい食事をしたときも、非喫煙者はα波がたくさん出るので、とても幸せな気持ちになりますが、喫煙者はそれだけではα波が出ないので、タバコを吸いたくなってしまいます。
 
 つまり、タバコが無ければ何をしても幸せな気持ちになれない体になってしまっているのです。
 
 そして、タバコのせいで非喫煙者よりストレスがたまりやすい体になっているのです。
 
 「ストレス解消のためにタバコを吸っている。」のではなく。
 
 「タバコのせいでストレスがたまりやすくなっていて、タバコを吸うことでストレスが解消されている様な気がしている。」だけなのです。
 
 喫煙者は全員ニコチン依存症という治療が必要な病気にかかっています。
 
 タバコを吸わないでいると、体内のニコチン濃度が低下して、イライラしてきてストレスを感じます。
 
 タバコを吸うとニコチン濃度が上がり、イライラが減りストレスがなくなったような感じがします。
 
 だから、タバコを吸うとストレスが解消されるような気がするのです。
 
 しかし、このニコチン切れによるストレスは、タバコを吸っていない人は一生感じることはない無駄なストレスです
 
 タバコは、癌や心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、肺気腫、動脈硬化症などあらゆる病気の原因になります。
 
 そして、唯一の利点と思われているストレス解消の効果も全くないのです。
 
 まさに「百害あって一利なし」なのです。

両足熱傷の少女のその後

2017.5.31 カテゴリー|湿潤療法

両足熱傷の少女

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/03/index.html

9歳の元気な女の子
ヤカンのお湯を両足にかけてしまい、受傷しました。
救急車で某総合病院救急外来を受診して、ゲーベンクリームとガーゼによる治療を受けました。
翌日、当院を受診しました。

以前にブログで紹介した女の子が4年ぶりに受診してくれました。
左足のやけどは跡形もなくきれいに治っていました。
右足のやけどはまだ少し傷跡が残っていますが、今後だんだんと目立たなくなるだろうと思われます。
右足だけ写真で紹介します。
初診時
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9日後
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3週間後
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6週間後
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4年後
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 4年前は元気でおしゃべりな小学生でしたが、おしとやかな女子中学生に変身してました。
 
 

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