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院長BLOG

猛暑で犬がイライラしてます。ご注意を!

2013.8.23 カテゴリー|湿潤療法

今月に入ってから、犬にかまれた患者さんが急増しています。

この猛暑で犬がイライラしているようです。

 

犬は暑さが苦手です。

極寒の北極に住む犬はいても、猛暑のジャングルに住む犬はいません。

犬は人間のように汗をかかないので、舌を出してハアハアして体を冷やすしかありません。

 

犬たちは、この猛暑で、人間以上にイライラしているようです。

不用意に近づかないほうがいいでしょう。

 

犬などの動物に咬まれた創は、歯についているばい菌が奥まで入り込んでしまっているため、そのまま縫合してしまうと、必ず化膿してしまいます。

創の奥に、血液や体液が溜まるとそこでばい菌が繁殖し化膿を起こすため、血液や体液が溜まらないようにドレーンを入れます。

その上で湿潤療法をすれば、時間はかかってもきれいに治ります。

 

関連ブログ

飼い犬に手をかまれた患者さん

https://nishibori-seikei.com/blog/2012/11/post-102.html

今 一番有効なメタボ対策!

2013.8.15 カテゴリー|糖質制限

昨日、新盆参りで60代の男性の知人と会食をしました。

その方は、ややメタボ気味で、人間ドックの後、毎回、管理栄養士からこう言われるそうです。

「肉をなるべく食べないで、野菜をたくさん食べるようにして、毎日ウォーキングなどの運動をすること」

 

それで、最初のうちは、言われたことをまじめに実践しいたのですが、ちっとも効果が出てこないため、馬鹿臭くなり止めたそうです。

この管理栄養士の言うような食生活と運動をして、実際にメタボを克服できた人はいったいどのくらいいるのでしょう。

私の周りには一人もいません。

 

肉を食べないと、タンパク質不足になり、筋肉が減少し、骨が弱くなります。

つまり早く老化してしまいます。

野菜の中にはイモやカボチャの様に糖質をたくさん含むモノも含まれています。

糖質をたくさん摂ると、血糖値や中性脂肪が上昇し、太ります。

以前のブログにも書きましたが、ウォーキングにはダイエット効果はほとんどありません。

ついでに、転倒予防効果もあまりありません。

 

管理栄養士の話は、間違った仮説(脂肪悪玉説)にもとずく、ごじゃっぺ話です。

メタボを治したかったら、糖質制限をすることです。

運動はウォーキングなどの有酸素運動より、筋トレなどの無酸素運動のほうが効果的です。

 

米、パン、麺類、イモなどの糖質を避けて、肉や魚からタンパク質をたくさん摂り(糖質制限)、加圧トレーニングをすることが、今現在では一番有効なメタボ対策です。

 

関連ブログ

「ウォーキングはダイエットにいい」は迷信

https://nishibori-seikei.com/blog/2012/11/post-135.html

ウォーキングには転倒予防効果はあまりない

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/06/post-275.html

栄養学は経済学?(その2 野菜)

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/04/post-225.html

加圧トレーニング

https://nishibori-seikei.com/kaatsu/index.html

おばあちゃんたちが安静にできない理由

2013.8.13 カテゴリー|その他の治療について

前回のブログで紹介したおばあちゃんは、骨折があるので安静を指示されていたにもかかわらず、テリボン注射で痛みがとれたら、家の仕事(草むしりや買い物や家事)をいつも通りしてしまい痛みが悪化してしまいました。

 

このおばあちゃんだけでなく、治療のために安静が必要なおばあちゃんはたくさんいます。

でも、おばあちゃんたちに安静を指示すると、たいてい同じことを言われます。

「他にやる人がいねぇから仕方がねぇんだ。うちの若い人らも『あんま働かないで、おとなしくしてろ!』って言うんだけんど、口ばっかりで代わりにやってくんねぇんだ。」

 

こういわれちゃうと何も言い返せませんね。

代わりに草むしりしてあげるわけにもいかないし・・・

 

 前回のブログ

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/08/post-313.html

高齢女性の臀部痛は坐骨の脆弱性骨折も疑わないと

2013.8.13 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

81歳女性

 

3日前から、急に右臀部が痛くなったと、当院を受診しました。

触診をすると、右坐骨結節の周囲に圧痛を認めました。

若い人なら、右大臀筋のMPSと診断し、トリガーポイント注射で治療するところですが、高齢の女性なので念のため骨盤のレントゲンを撮りました。

1144a.jpg右坐骨に脆弱性骨折を認めました。

わかりやすく示すと、こんな感じです。(青い線が骨折線です。)

1144b.jpg

テリボンの皮下注射を行い。なるべく安静にするように指示しました。

翌日には痛みがだいぶ楽になったようです。(そのため、安静が守れず、1週間後には痛みが悪化してしまいましたが・・・)

 

骨粗しょう症がある高齢女性の場合は、脆弱性骨折を疑って、レントゲンを撮ったほうがいいと思います。

 

関連ブログ

恥骨坐骨脆弱性骨折にテリボンが効果を示した一例

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/08/post-309.html

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)とは?

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/05/mps.html

 

腰痛はもう治りました

2013.8.07 カテゴリー|トリガーポイント注射

昨日のブログに、腰痛が再発したことを書きました。

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/08/post-311.html

今はほとんど痛くありません。

今日の外来には通常の2倍の患者さんが来院されました。

朝起きたときは少し痛かったのですが、忙しく働いているうちに痛くなくなりました。

仕事に集中して、痛みのことを忘れてしまったのでしょう。

 

痛みなんてそんなものです。

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